
ぐっすり眠るためのアロマ活用法|精油の7系統と寝室での使い方・注意点
アロマオイル(精油)の7つの系統と代表的な香り、安眠におすすめの精油、寝室でアロマを焚くときの安全な使い方を解説します。
今回の更新内容
寝室で使えるアロマディフューザーとアロマスプレーを紹介しました。
この記事で分かること
「寝る前にアロマを焚くと眠りやすくなる」と聞いたことがある方は多いと思います。この記事では、次の内容を整理します。
- アロマオイル(精油)の7つの系統と代表的な香り
- 安眠のためにおすすめされる精油と、迷ったときのブレンド例
- 寝室でアロマを焚くときの安全な使い方・注意点
この記事は編集部の見解を含みます
ここで紹介する内容は、医学的に確立した治療法ではなく、アロマテラピーの分野で一般的に語られている考え方や編集部が調べた情報をもとにまとめたものです。個人差があり、不眠や睡眠に関する不調が続く場合は自己判断せず医療機関に相談してください。
精油は香りの特徴から7つの系統に分類される
アロマテラピーで使われる精油(エッセンシャルオイル)は、抽出される植物の部位や香りの特徴によって、大きく7つの系統(グループ)に分類されるといわれています。系統ごとに、期待される効果や香りの印象が異なります。
柑橘系(シトラス)
代表例:オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン
フレッシュで万人受けする香りとされ、気分を明るくリフレッシュしたいときに好まれる系統です。
フローラル系(花)
代表例:ラベンダー、ローズ、ジャスミン、ゼラニウム
華やかで優雅な香りとされ、ストレス緩和や自律神経のケアを目的に選ばれることが多い系統です。
ウッド系(樹木)
代表例:ヒノキ、シダーウッド、ティートゥリー、ユーカリ
森林浴をしているような落ち着いた香りとされ、集中したいときやリラックスしたいときに使われることがあります。
ハーブ系(薬草・草木)
代表例:ペパーミント、ローズマリー、クラリセージ、マジョラム
すっきりとした清涼感のある香りとされ、眠気覚ましや気分転換の目的で使われることがあるといわれています。
オリエンタル系(異国風・樹脂)
代表例:サンダルウッド(白檀)、フランキンセンス、パチュリ
エキゾチックで深みのある香りとされ、瞑想や落ち着いた夜の時間づくりに使われることがあります。
スパイス系(香辛料)
代表例:シナモン、ブラックペッパー、ジンジャー
刺激的でスパイシーな香りとされ、気分を切り替えたいときのアクセントとして使われることがあります。
樹脂系(レジン)
代表例:ベンゾイン(安息香)、ミルラ
甘く重厚感のある香りとされ、心を落ち着かせたいときに好まれる系統です。
迷ったときのおすすめブレンド
- 安眠・リラックス:ラベンダー+オレンジ・スイート
- ストレス解消・気分転換:ベルガモット+ゼラニウム
- 集中力アップ・頭をすっきりさせたいとき:ローズマリー+ペパーミント
なぜ寝る前のアロマが安眠につながるといわれているのか
鼻から吸い込んだ香りの成分は、脳の自律神経や感情に関わる部位に伝わるとされています。これにより副交感神経(リラックスモードの神経)が優位になりやすく、心身の緊張がほぐれて入眠しやすくなる、という考え方がアロマテラピーの分野で語られています。ただし、香りと自律神経の関係を裏づける仕組みは、医学的にすべてが解明されているわけではない点には注意が必要です。
期待されている効果としては、次のようなものが挙げられています。
- 香りを入眠の合図として繰り返すことで、寝つきやすくなるとされる
- 自律神経が整いやすくなり、途中で目が覚めにくくなるといわれる
- 1日の緊張がほぐれ、呼吸が深くなりやすいとされる
寝室におすすめの精油
- ラベンダー:自律神経を整え、不安をやわらげる香りとして安眠用途の定番とされています
- オレンジ・スイート:温かみのある香りで気持ちを落ち着かせるといわれ、ラベンダーとのブレンドも人気です
- ベルガモット:柑橘系の中でもリラックス効果が高いとされ、考え事で頭が冴えてしまうときに向いているといわれます
- ヒノキ・シダーウッド:森林浴をしているような安心感が得られるとされています
寝る時にアロマを焚くときの注意点(安全面)
火を使うアロマキャンドル・アロマランプは避ける
就寝中に火を使うと火災のリスクがあります。寝室では、タイマー付きの電気式ディフューザーや、アロマストーン(石にオイルを数滴垂らすだけのもの)など、火を使わない方法が安全です。
香りを強くしすぎない
香りが強すぎると、かえって脳が刺激されて目が冴えてしまうことがあるといわれています。「ほのかに香る程度(1〜2滴)」を目安にするとよいでしょう。
肌に直接つける場合は希釈を確認する
精油を肌に直接使う場合は、必ず用途に合った希釈方法を確認してください。芳香浴(香りを楽しむだけの使い方)であれば、ディフューザーやアロマストーンでの使用が基本になります。
編集部より:アロママッサージでぐっすり眠ってしまった経験
編集部にも、実際にアロママッサージを受けている最中にぐっすり眠り込んでしまい、気づいたら施術が終わっていた、という経験があります。同じような経験をしたことがある方は、意外と多いのではないでしょうか。
自宅でディフューザーを使うのも十分効果的ですが、実際にアロマサロンに足を運び、セラピストとの会話の中から自分に合う香りを一緒に探してもらうのもおすすめです。香りの好みや相性は人によって違うため、ぜひプロとの会話をきっかけに「自分に合う一本」を見つけてみてください。
まとめ:香りの系統を知ると、選び方に迷いにくくなる
精油は7つの系統に分類され、系統ごとに期待される印象や効果が異なるとされています。安眠を目的とする場合は、ラベンダーやオレンジ・スイートなど、リラックス系の香りから試してみるのがおすすめです。寝室で使う際は、火を使わない方法を選び、香りを強くしすぎないことが安全に楽しむポイントです。
よくある質問
精油はどれくらいの量を使えばいいですか?
ディフューザーやアロマストーンの場合、1〜2滴程度から試し、香りの強さを見ながら調整するとよいとされています。
毎日使っても大丈夫ですか?
体調や好みに合わせて調整して問題ないとされていますが、香りに慣れてきたと感じたら、系統を変えてみるのも一つの方法です。
アロマオイルとアロマセラピーの施術は関係がありますか?
家庭で香りを楽しむアロマオイルの使い方と、アロマセラピーサロンでの施術は目的が異なります。サロンでの技術についてはプロのアロマセラピストが「触れる前」から仕掛けていることで詳しく解説しています。


