
「すぐ消える」「香りがキツい」を卒業。大人のメンズ香水で失敗しない選び方と正しい付け方
メンズ香水で失敗しやすい理由を、香水の濃度(EDT・EDP)、香りの変化(トップ・ミドル・ラストノート)、つける部位の3つから解説します。試香紙だけで選ばないコツや、上品に香らせる付け方も紹介します。
今回の更新内容
香水の濃度・香りの変化・付け方の3つの観点から、失敗しない香水選びをまとめました。
この記事で分かること
「店頭で良い香りだと思って買ったのに、家でつけたら何かが違う」「つけすぎて周りに気を使わせていないか心配」「夕方には香りがすっかり消えている」——香水選びでは、こうした失敗に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。編集部も、思い切って買った1本を数回で使わなくなった経験があります。
実はこれ、センスの有無というより、「香水の濃度」「時間による香りの変化」「つける部位」の3つを知っているかどうかで、かなり結果が変わってくるといわれています。この記事では、次の内容を整理します。
- 香水の瓶に書かれている「EDT」「EDP」などの意味と選び方の目安
- 試香紙だけで選んではいけない理由と、失敗しない試し方
- 香りが浮かず、上品に香らせるための付け方
この記事は編集部の見解を含みます
香りの感じ方や持続時間には個人差が大きく、ここで紹介する内容は業界で一般的に語られている目安をもとにした編集部の見解です。体温や体質、季節によっても変わってくる点はご了承ください。
まずはここから:香水の「濃度」と持続時間の目安
香水の瓶をよく見ると、「EDT」「EDP」といった見慣れないアルファベットが書かれていることがあります。これは香料の濃度を表す表記で、濃度によって香りの強さや持続時間がかなり変わってきます。
| 種類(表記) | 濃度の目安 | 持続時間の目安 | 特徴・おすすめのシーン |
|---|---|---|---|
| オーデコロン(EDC) | 2〜5% | 1〜2時間ほど | ほのかに香るタイプ。お風呂上がりや気分転換に、香水初心者にも扱いやすいとされます |
| オードトワレ(EDT) | 5〜10% | 3〜4時間ほど | もっとも定番とされる濃度。日常使いやビジネスシーン、最初の1本にも選ばれやすいタイプです |
| オードパルファン(EDP) | 10〜15% | 5〜7時間ほど | しっかりと香り、つけ直しの手間が少ないとされます。夕方まで香らせたい方向けです |
| パルファン(P) | 15〜30% | 5〜7時間以上 | かなり濃厚な香りが続くタイプで、少量でも印象に残りやすいとされます |
どれを選べばいいか迷ったときは、普段使いしやすいオードトワレ(EDT)か、持続力を重視するならオードパルファン(EDP)を選んでおくと、大きく失敗しにくいといわれています。
選び方の罠:試香紙のトップノートだけで決めない
香水選びで意外と見落とされがちなのが、「香りは時間とともに変化する」という点です。香水の香りは、次の3段階(ピラミッド構造と呼ばれます)で移り変わっていくとされています。
- トップノート(〜15分ほど):つけた瞬間に香る、一番華やかな香り。アルコール感が強く、比較的早く消えていきます。
- ミドルノート(30分〜2時間ほど):香水の「核」となる部分で、周囲の人にもっとも印象づけやすい香りとされています。
- ラストノート(2時間〜):自分の体温や皮脂と混ざり合い、肌にほのかに残る余韻の香りです。
店頭の試香紙(ムエット)で「いい香り」と感じても、それはまだトップノートの段階であることがほとんどです。できれば手首など肌の上に少しつけて、1〜2時間ほど時間を置き、ミドルノートからラストノートまで確認してから購入を決めるのが、もっとも失敗を避けやすい方法とされています。
失敗しない付け方:「ほのかに香る」を目指す
香水は、どこにどうつけるかで印象がかなり変わってきます。
やってしまいがちなNGな付け方
- 手首同士をこすり合わせる:摩擦の熱で香りの分子が壊れ、本来の香りが飛んでしまうといわれています。
- 空中に吹きかけて、その中をくぐる:服や髪に香りがムラになってつきやすく、香り方が安定しにくいとされています。
- 首元や胸元につけすぎる:自分の鼻が香りに慣れてしまい、つけすぎに気づきにくくなる原因になるといわれています。
おすすめの部位
体温が低めで、香りが下から上にふわっと立ちのぼりやすい部位が向いているとされています。具体的には、ウエスト(お腹まわり)、ひざの裏、足首あたりです。
さりげなく香らせたい大人の男性には、ウエストに1〜2プッシュ程度が、上品で失敗しにくい付け方といわれています。
まとめ:まずは1プッシュから、香りとの付き合い方を楽しんでみる
香水選びの失敗は、センスの差ではなく、濃度・香りの変化・つける部位という3つのポイントを知らないことから起きやすい、というのがこの記事の結論です。まずは休日のお出かけ前に、ウエストへ1プッシュしてみるところから、自分に合う香りとの付き合い方を探してみてください。
よくある質問
EDTとEDP、結局どちらを選べばいいですか?
日常使いしやすさを重視するならEDT、夕方まで香りを保ちたい、つけ直しの手間を減らしたいという場合はEDPが選ばれやすいとされています。迷った場合は、どちらも大きく外れにくい選択です。
香水はどれくらいの頻度でつけ直せばいいですか?
濃度や香りの種類、体質によって差がありますが、香りが薄くなってきたと感じたタイミングで、ウエストなど同じ部位に軽く1プッシュし直す程度で十分とされています。
香水と制汗剤や柔軟剤の香りが混ざってしまうことはありますか?
香りが強い制汗剤や柔軟剤と併用すると、香りがぶつかって本来の印象と変わってしまうことがあるといわれています。香水を主役にしたい場合は、無香料タイプのアイテムと組み合わせるのがおすすめです。
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